積雪地用防護柵
<経緯>
高エネルギータイプの防護柵は雪害により上弦材の変形・網の損傷・ロープの乱れ・間隔保持材の変位等が多く見受けられる事から、完成から数年を経たブロックガードの雪害調査を行いました。
長野県長野国道18号線古間 BGF |
長野県国道405号栄村 SPG |
問題なし。やや網が引っ張られている。 | 問題なし。近くの防護柵には損傷が多い。 |
福島県大沼郡金山町 SPG |
山形県白鷹町 SPG |
問題なし。雪圧がかかった印象無し。 | 問題なし。下部がややはらんだ形跡あり。 |
<BGシステム>
積雪地実績の雪害調査結果へ
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Rサポート回転システム(PAT.)
・積雪時にはらんでいるが、融雪後には回転が戻っている。
・はらみによるロープの伸びに追従し、サポートへ負荷を軽減。
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スペースガイド(間隔保持材)
・鋼製で有るため面の剛性を保ち、Rサポートとの併用で積雪時にやんわりはらみ、融雪後はやんわり戻り変形が少ない。
・ロープやチェーン構造と異なり、融雪後に変形し間隔保持機能が喪失する事が無い。