杭式落石積雪防止柵(突出長抑制型):金沢市倉谷土清水線

落石エネルギー200kj 積雪深 Hs=2.3m  ロープの突出長0.7m以下 H=4.0m L=30m(計画52m)

発注経緯

spg_kanazawa

◎現場は非常に道路幅の狭い(3m程度)県道であり、当初の計画は他の高エネルギー吸収柵が設計されていました。しかし、計画した防護柵の突出長が2.8mであることが問題となり、設計の見直しが検討されました。

◎設計条件は大変に厳しく、落石エネルギー200kj・設計積雪深2.3m・ロープの突出長は一般のロックフェンス(ストーンガード)同等以下でした。

◎全計画延長52mが予算の関係で分割発注となり、上記の条件をGS金具Wタイプのロープ張力設計により1スパン22mでクリアし、当初計画防護柵より安価となりました。


BGシステム

spg_kanazawa11①GS金具Wタイプ(PAT.)
複数のワイヤーロープを同一方向に抵抗することを目標に全国に先駆けて開発されたシステムで、サイズ豊富な高耐力SP支柱(写真:②)とのセットにより吸収エネルギーは飛躍的に向上しました。