ブロックガードニュースＶｏｌ.３９【三拍子揃ったＰＬＦ / 静岡編】

Vol.39（三拍子揃ったＰＬＦ / 静岡編）

2018.7

この度の西日本を襲った豪雨災害により亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。

ブロックガードシステム協会の山岸由美です。

いよいよ本格的な夏がやって来ますよ！暑くなりますが、皆さん頑張りましょうね！

今月は施工が完了したばかりの、早い・旨い・安い（施工が早くて上手い、価格が安い）の三拍子揃った伊豆スカイラインのＰＬＦを紹介します。

早起きして、車で静岡に来ました！

伊豆のＰＬＦの現場施工を見学します。落石エネルギーは約５０ｋJで延長２０７ｍの環境色、削孔のＭＤＨ工法はすごいスピードで削孔できます。

静岡の官庁ＰＲの前に三保の松原を紹介しないと！流石世界遺産！ここからの富士山は天下一です。

＜羽衣の松＞も素晴らしいですが、最近は松枯れが心配されているとか？

お昼は噂の由比港へ、楽しみ！

最後は浜松のコンサルさんにＰＲ。

あら、ここが浜松城。ちょっとだけ見学します。

うわぁ～徳川３００年の歴史を感じるわ！最近、続百名城に指定されたらしいです。

家康は一人でこの城に逃げ帰ったのね。近くにはその時のエピソード由来の地籍が残っていて、家康が小豆餅を食べた場所を「小豆餅」、逃げ急いで食い逃げしてお婆さんに追いかけられてお金を払った場所を「銭取」というんですって。何だかおもしろい！

～今月の幸せ一杯～

由比漁港直営＜浜のかきあげや＞で由比丼セットを頂きました。

駿河丼とも呼ばれる静岡名物のシラスと今朝取れたて生桜えびの丼ぶりと、お店の名前のとおりの桜えびのかき揚に、これまた桜えびの味噌汁が付いて夢の１０００円！

お休みの日は整理券が発行される大人気店なのです。お味は説明の必要が無いと思いますが、お口の中は駿河湾の風！感動の美味しさです。

普段スーパーで買う桜えびやシラスも美味しいのですが朝取り生とは全然違います。この違いを「駿河の富士と一里塚」と言うのですかね。昔は街道に１里（約４ｋ）毎に造られた塚（小山）と富士山を比べ全然違う事を表すことわざだそうですが、ブロックガードも富士山に例えられて他と比べられる位になる様に頑張りまぁーす！

”やるぞ見ておれ、口には出さず腹に収めた一途な夢を、
どうせこの世は一本どっこ”

Ｐ.Ｓ.　“居酒屋バカボンド”

浜松名物を求めて駅から徒歩５分＜濵松たんと本店＞にやってきました。

地元の有名店とあってかなり大箱！でもお一人様にも優しいカウンター席も充実している。なんと言っても活気があり、乾杯に【出世の盃】と呼ばれる遠州弁の「やまらいかぁ」の掛け声に「おいしょ」で答える。

浜松と言えばウナギ！お安い店なのでイケるかと期待したが、流石に本場浜松、白焼きが「２５００円」でちょっと手が出ない。

でもＢ級グルメで有名な浜松餃子なら７個４８０円！
餃子と言って思い浮かぶのは宇都宮であるが、浜松が１４～１６年の三年連続で『王者！宇都宮』を年間消費量で追い落とし、１７年は宇都宮が巻き返して王者に返り咲いとか。

凄まじい餃子対決を争っているだけあって甘目のたれに大き目のキャベツの食感が楽しい。これも水揚げ量の王者、遠州灘のカツオと生しらすを刺身で頂き、噂の浜松ホルモンと御当地料理を堪能！全部平らげてもウナギの価格に届かず満足満足ご満足なのである。

余ったお金でウナギパイでも土産に買うか。出世の街「浜松」で三日月みかんサワーの出世盃で一人乾杯！イエェ～イ！！　

「やまらいかぁ」の意味は「やろうじゃないか」
王者も出世もご縁はないがサラリーマン人生、やまらいかぁ～　おいしょぉー！

＜この街、その時＞～決戦！三方ヶ原、戦国武将たちの世代交代～

信濃攻略を終えた武田信玄は【桶狭間の戦い】の敗退で弱体した今川領（駿河・遠江）に侵攻し、徳川家康と二分する。この街（静岡県）は北条の伊豆、武田の駿河、徳川の遠江に群雄割拠される事となる。

そしてその時、信玄に室町幕府１５代将軍足利義明より「信長討伐令」が下り、１５７２年遂に信玄の天下取り＜西上作戦＞が始まる。

信濃・甲斐から遠江を攻める武田軍３万は、約二か月半で徳川の北遠江の各支城をことごとく攻略し、家康の本丸浜松城の目前に迫る。

同盟を組む信長の援軍を含めても約１万の家康軍は籠城の準備を進めるが、長期化する城攻めを嫌う信玄は、歴史上稀有な戦術＜家康無視＞を決行！反転、西上し三方ヶ原に向かい家康を誘い出す。

無視された家康は素通りさせる事は許されず、勝てるはずの無い戦いに挑む。

家康は三方ヶ原から狭く狭隘な祝田（ほうだ）の坂に信玄軍が入り込んだ時、一気に背面から襲う戦略で坂に武田軍が入るのを確認し進軍するが、その戦略企図を見抜いている信玄には通じない。

家康軍を三方ヶ原で迎えたのは祝田の坂から戻った信玄の「魚鱗の陣」と風になびく「風林火山」孫子の旗であった。家康も「鶴翼の陣」で対峙するも「侵掠する事、火の如し」その恐ろしさに信長からの援軍は戦場放棄し逃げ帰るのである。家康軍は勇戦するも勝負は２時間で決する。

家康は夜半であった事と、しんがり本多忠勝の防戦により単身浜松城に逃げ帰るが、この時家康は脱糞したとも小豆餅を食い逃げしたとも伝えられる。

浜松城に迫る信玄軍に対し、家康は孫子の兵法には孫子で対抗する。全ての城門を開き、かがり火をたく捨て身策「空城の計」で武田軍を警戒させ撤退させるのである。

圧勝した武田軍ではあるが命運もここまで、５１年の生涯を戦に身を投じ戦国最強と呼ばれた武田信玄はこの戦いの後に＜西上の夢＞を果たせず病死する。その２年後の長篠の戦いで織田・徳川連合軍との敗北を経て、１５８２年、武田家由来の地、甲斐天目山にて武田勝頼とその子信勝が自刃し清和源氏武田氏は滅亡する。

皮肉にも信玄の遺志（戦略・軍法・兵）を引き継いだのは武田勝頼ではなく、武田信玄を尊敬した徳川家康であり、以後信玄の知略を得て【天下人】への道を歩む事となり、また、生涯最大の敗北を喫した家康が再出発を決意した浜松城は『出世城』と呼ばれ江戸幕府の重鎮を輩出していきます。　　　　

（内容には諸説あり）

H　出世城か！俺には縁が無いな！

Ｂ　いいじゃねーか！しょっちゅう経費で出張して飲み食いしてるんだから。

H　バカヤロー！飲み食い代は経費じゃねぇよ！宿泊費や日当から血のにじむ様な努力で安いホテルや良い居酒屋を探して絞り出してるんだ。その努力がただジャンプしているお前に解ってたまるか！
自前だ、自前取材だっちゅーうの。

Ｂ　だからジャンプしてる影は変えてくれって前から頼んでるじゃねえかよ！
それにただのジャンプじゃなくて落石にハイブロックだっちゅーうの！

Ｇ　どうでも良いけど、先月あれだけ立派な人生訓を紹介した【大権現の神様　徳川家康】が食い逃げしたってホントなの？

H　若い頃の失敗は誰にもあるさ。脱糞して臭いから恥ずかしくてお婆さんに近づけなかったんだよ！俺だってそんな経験あるよ。

ＢＧＳ　エッ　エーッ・・・あるの！？

H　小さな失敗を重ねて俺みたいに立派な人になっていくのさ・・・ダップンダ！

Ｓ　ねぇ～ホントやめて、もっと大切な話があるでしょ。

Ｂ　何だっけ？あぁ～武田信玄はホント強かったね！勝頼は弱い！はぁはぁ・・・・

H　いやいや武田の勢力を最大にしたのが勝頼だ。一時は岐阜や新潟の日本海にも届いた、“勢力拡大するな”と言う信玄の遺言に逆らった、そもそも勝頼は侵略した“諏訪氏の姫の子”で正式な跡目ではなく、跡目の信勝が元服するまでの後見役で“孫子の旗”の使用も許されず、滅亡した天目山で家宝の「御旗」を立て「盾無し」の鎧を信勝に着させ元服させて清和源氏の武田が滅亡・・・ブツブツ・・