<積雪地実績の雪害調査結果>
Q1:高エネルギー柵を積雪地に使用すると雪害による破損が多く発生するとお聞きしますが、どんな破損がありますか?
A1:最悪の場合防護柵本体が破壊してしまうような事故もありますが、主に下記のような破損が見られます。
- 上弦材の変形
- 間隔保持材の変異による間隔保持機能の喪失
- ロープの乱れ
- 網の損傷と変形
Q2:ブロックガードは上記のような事象に対しどのような対策をしていますか?
A2:下記の対策をしています。
- Rサポートの採用により、ロープの伸び量と上弦材の曲がり量の差異を調整しています。
- 鋼製の間隔保持材(スペースガイド)で面の剛性を保ち、かつR回転システムとの併用により積雪時・融雪時の急激な変化を緩やかにすることで、変形・間隔保持機能喪失・ロープの乱れ・網の変形を阻止しています。
- 網にかかる雪圧を軽減するため、上弦材・支柱との接続を多くし負荷を分散することで網の破損を阻止します。
Q3:実際に現場では対策効果が発揮されていますか?
A3:現場の調査を行いましたが破損等はありませんでした。
- 上弦材の変形なし。
- R回転サポートは正常に機能しており、融雪時にやんわり復元している。
- 間隔保持材・ロープ・網の変形は少なく、間隔保持機能は担保されている。
- 網の破損なし。