◎アンカー式フェンス比較編

Q1:ブロックガードとアンカー式フェンスの違いはなんですか?

A : ブロックガードは最小の用地で施工可能です。アンカー式フェンスは一般的に5m程度の突出量とアンカー用のロープがあるため、斜面中腹の設置位置となります。

ブロックガード アンカー式フェンス
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Q2 : 用地に余裕があればブロックガードでもアンカー式フェンスでもどちらでも安価な方が良いということですか?

A : 維持管理や安全面でブロックガードが有効です。

維持管理について
ブロックガード アンカー式フェンス
落石の有無が道路から確認でき、除去作業が簡単。部材の取替が容易。 木や雑草に覆われてしまう場合が多いため定期的に落石の有無を確認しなければならない。
落石により防護柵の機能が終息し部材交換が多い。
また斜面中腹にぶら下がる落石の除去は容易ではない。
安全面について
ブロックガード アンカー式フェンス
落石があった場合、直接当たった部分(段)の手直しとなるが、防護柵の高さ(ポケット量)が担保されているため、次の落石に対する対応が可能。 落石があった場合、フェンス全体でカバーする構造のため、上段ロープが引っ張られフェンスの高さが担保できず、次の落石に対する対応が不可。
落石の発見に時間がかかる場合があり、短期荷重で計算されているアンカーに長期の荷重がかかり危険である。