Vol.6(SPG②落石ハラミ抑制編)2015.10

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ブロックガードシステム協会の山岸由美です。

おかげさまでブロックガード工法は全国各地で続々と採用いただいており、皆様には心より御礼申し上げます。

10月に入ってからはお天気はまずまず、週末は秋晴れが続いていますね。各地で開催されている運動会やイベントに皆様もご参加されていらっしゃるでしょうか。

 

今月ご紹介するのは、SPG(スーパーパイルガード)です。ブロックガードのデザインコンセプトに「高性能」を掲げているからこその対応力を発揮し、高吸収エネルギー柵のロープの突出長問題を見事に解決した石川県の現場をご紹介します。

石川県と言えば、今年3月に北陸新幹線の延伸で話題となり多くの観光客でにぎわっていますね。写真はその玄関口、「金沢駅」です。そしてもうひとつ忘れてはならないのが日本三名園の一つ「兼六園」です。宏大・幽邃・人力・蒼古・水泉・眺望の6つを兼備する名園として、10万平方mを超える園内には池や滝、曲水が造られ、広々と奥深く人工的な部分もありながら歴史を感じさせる風情も併せ持ち、四季折々に素晴らしい景観を見ることができます。これからちょうど紅葉が見ごろとなりますね。

6つの長所を併せ持つ兼六園、そしてブロックガードも多機能・高性能!共通してません・・?兼六園 金沢駅

 

 

 

 


Q&A_02

G: ねぇねぇブロッキー!落石の高エネルギー吸収柵って緩衝機構を使用するんでしょ?

B: そうだよ!緩衝金具とロープの抵抗により落石エネルギーを吸収するのさ!

G: でもその分だけロープは道路側にハラムよね?気になるなぁ~・・・僕も最近お腹のハラミが気になるけど!由美さんはどう?

S: 私はお腹の方は気になりませんよっ!

B: ブロックガードは緩衝機構とロープ張力の両方で計算できるから、ハラミの問題がある場合はロープ張力で計算するんだ。現場に合わせて提案しているから安心なんだよ!

G: でもロープ張力計算では落石の吸収エネルギーが小さくならない?

B: いい質問だね、ガータン!そのためにGS金具のWタイプが開発されているんだよ!ねぇ、由美さん?

S: そうなんです!高エネルギー吸収柵SPG(スーパーパイルガード)は緩衝機構計算・ロープ張力計算ともに高エネルギーに対応可能です!

特にGS-W金具の採用により突出量が少なく設計できるし、落石だけでなく崩壊土砂対策にも大きな効果を発揮しています!

G: 落石だけでなくて崩壊土砂にも効果があるんだ?!それは安心だね!

あとは僕のお腹の方か・・・なんか効果のある金具、知らない?由美さん!

jisseki_bana

道路幅が3m程度の狭い県道に当初は他の高エネルギー吸収柵が設計されていましたが、防護柵の突出量が2.8mとなってしまうため見直しとなりました。

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