Vol.8(SPG③ 高エネ/ショートスパン南九州編)2015.12
ブロックガードシステム協会の山岸由美です。
師走を迎え本年もいよいよ数週間となりました。皆様にはお忙しい日々をお過ごしかと存じます。
先日、南九州の鹿児島・宮崎にお伺いしました。温暖な気候もさることながら、なにより皆様の温かさに触れることができ大変感激いたしました。両県では協会員の皆様をはじめ関係各位にご尽力いただき、SPG・BGFをそれぞれ納入完了いたしました。
この場をお借りしまして皆様に御礼申し上げます。
今月はブロックガード最南端の実績となりました鹿児島県のSPGをご紹介します。
写真は幕末の薩摩藩2大英雄、言わずと知れた”西郷隆盛”と”大久保利通”です。
西郷隆盛は江戸城を無血開城し、その際引き連れた兵が警察の始まりとなりました。大久保利通は現在の官僚システムを確立した人物であり、現代社会の礎を築きました。しかし竹馬の友であった二人はやがて西南戦争で戦うことになります。情に厚かった西郷隆盛に対し怜悧冷徹と言われることの多い大久保利通。最後には敵対した二人ですが、変わらぬ固い友情があったとも言われています。現在の銅像は西郷は果てた城山を背に、大久保は高見橋のふもとに、数キロ離れた場所で向き合うことなく立っています。
G: そうか~、幕末の英雄・・・僕は西郷南洲先生タイプかな!
”おいどんは!・・・おいどんは牛丼が好きでごあす!!”
B: ちょっと~ガータン!ふざけてないで、ちゃんと実績写真見たの?
G: 見たでごあすよ、ブロッキー!延長短いけど、どのくらいの落石に対応できるの?
B: 200kj以上大丈夫だよ!延長16mだから普通のフェンスだと50kj程度までしか対応できないんだけど。やっぱり緩衝機構が効いてるのさ!
G: でもさ、それって他の高エネ柵にもあるよね?
B: 何言ってるの、ガータン!R-GS金具はすごいんだよ!落石時にロープと同じ方向に回転するから追従性がUPしてロープの集中負荷が低減されるから”安心”度がけた違いなんだヨ!
G: うん、安心なのはわかるよ。でもさ、それはカタログにも載ってるし実績でも紹介されてるから知ってるよ!他にもっと”超安心”はないの?
B: ”もっと安心”か・・・そういうときこそ由美さんの出番だね!教えて、由美さん!!
S: はーい!ブロックガードのデザインコンセプトの1番は”安心”ですね!”もっと安心”?・・・ありますよ~!
緩衝システムに最も必要なのは確認試験と同等の性能が期待できるか?です。
G: というと・・・まさか?!期待できない要因があるの?それは問題だよ!
S: そう、問題はワイヤーロープ径の許容値に対応できるか?なのよ。ロープの許容値は最大7%、極端に言えばφ16mmのロープならφ15mm~φ17mmのどの径のワイヤーロープが納品されるかわからないってこと。
BG: え~っ!
G : 2mmも違えば性能範囲内に入らないんじゃないの?!
S: 「安心してください、入ってますよ!!」
GS金具はHTBの軸力で15mmでも17mmでも抵抗を管理できるシステムだから!ということは、
「試験結果と同等の性能が期待できる+回転システム=”超安心!!”」どう?すごいでしょ?
G: すごいね!やるな~ブロックガード!
B: じゃあブロックガードシステムの2大英雄と言えば?
G : ブロッキー&ガータン!てか!
S : え・・・ち、違います。 英雄じゃないけどホープはやっぱりSP支柱とR-GS金具かな?!
B : そうか~!防災維新ブロックガード!頑張るぞ~!
GS : オー!!
落石エネルギーが最大400kjとなってしまう現場。他の杭式タイプでは価格が高くなってしまいます。
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