Vol.11(BGF③ 擁壁/杭式 宮崎編)2016.3
ブロックガードシステム協会の山岸由美です。
3月になりました。待ちに待った春が到来です!プロ野球や甲子園もいよいよ開幕しますね。
ということで今月は毎年多数のキャンプが行われる宮崎県から、国土交通省の実績をご紹介しますヨ。
写真は実績現場に近いトロピカルムード満載の青島と、日南の海岸風景です。一昔前まだ海外旅行に馴染みがなかったころ、宮崎は新婚旅行のメッカとして大変にぎわいました。
とある夜、見上げれば満天の星空、海岸に寄り添う若い二人の姿がありました。天上に輝く星を指差すのは、巨人の星の星飛雄馬!寄り添うのは飛雄馬の初恋の人、日高美奈。しかし悲しいことに若い二人が将来を語ることはありません。美奈の指差す爪の先には黒い死の星・・・そう、美奈は不治の病“悪性黒色腫”に冒されていたのです・・・
巨人の当時の大スターといえば”栄光の背番号3”ご存知長嶋茂雄さん。奥さまは亜希子さんで飛雄馬のお姉さんは明子さん。そして、娘さんはスポーツキャスターとして活躍されている三奈さん・・・日高美奈は三奈さんの中で今も輝いている!そう考えるとちょっとうれしいですね!
◆ 今月はコーゾウ(K)君の”ワンポイント構造技術”をスタートいたします。これでBGSK(ブロックガードシステム協会)が勢ぞろいしました!
B: く・・・苦しい・・・ま、魔球が投げられない・・・
G: 大丈夫か?!ブロッキー?
B: はっ!夢か・・・。メガ盛り牛丼食べてお昼寝してたらさ・・・僕が甲子園のマウンドに立っていてボールを投げようとするんだけど子供がしがみついて投げられないんだよ!
S:もしかして・・・バッターはなんか言ってた?
B: えーと、”星君!勝負ですたい!”とかなんとか・・・
S: やっぱり!それは準決勝よ!熊本農林高校の左門豊作との勝負ね。しがみついているのは豊作の弟・妹たちよ!
G: 何それ?由美さん?
S: スポコン漫画の名作「巨人の星」よ!再放送で見たの。面白かったわ~
G: ほんとに再放送かな・・・?
S: え・・・っと再々放送だったかな?
・・・さ、今月の紹介は国土交通省宮崎の擁壁の裏に設置した現場ですよ!
G: 擁壁の裏と言えばさ、さっき別の現場の検討を提出したんだけど、ブロックガードは他工法に比べて杭(支柱)が1.5倍長いって言われたんだ。その工法の計算書を見てみたんだけど、どこかに何か魔球があるんじゃない?由美さんわかる?
S : どれどれ・・ふんふん・・ 難しいです、はい。
BG : コーゾウ君!
S : あー、いたいた!また何か考えてるよ?
B:きっとまたすごい発明したけど、学会図書に照らし合わせて悩んでるんじゃねぇ?
S:コーゾウくーん!この工法はブロックガードより杭がずっと短いらしいの。ちょっと計算書見てもらえる?何が違うのかしら?
K:どれどれ。あーこれね。この設計は杭長の決定をレベル(勾配を考慮しない)で検討してるんだよ。それに擁壁への影響も考慮してないね。だから杭が短くなるってわけ。
S:ふーん・・じゃあブロックガードはどう設計してるの?
K:ブロックガードはね・・・と長くなるので”構造くんのワンポイント構造技術”のページで!(こちらから→)
G:つまりはブロックガードには魔球がないってことだね!
B:計算式が変われば杭長も消えるんだ!
S:そう!消える魔球は土煙だったわ!
老朽化した既設擁壁がある現場です。擁壁への影響は・・・?
→詳しくはこちらをご覧ください!