Vol.44(軟弱地盤でSPG/津軽じょんがら青森編)

2018.12

ブロックガードシステム協会の山岸由美です。

平成最後の年末を迎えますが、いかがお過ごしでしょうか。忘年会・新年会と続く方も多いと思いますが暴飲暴食にはご注意くださいね。

今月は、難しい軟弱地盤の擁壁裏に対応した、青森県の積雪・土砂対策用SPGの実績を紹介します。

 

弘前駅に到着!今日から協会員さんと青森を回ります。

さすが全国のリンゴ生産量の60%近いシェアを誇る青森の中でも最も栽培が盛んなリンゴの町、弘前。駅のポストもリンゴです。

鶴の舞橋

弘前を回ってから吉永小百合さんのJR東日本のCMで有名な、日本一長い三連太鼓橋「鶴の舞い橋」に行きました。まるで鶴が空に舞い上がる様です。

立ねぶたで有名な五所川原、太宰治の生家“斜陽館”にも寄って頂きました。これは豪邸で御座いますわオホホホォ・・と言葉もお上品になりま~す。

翌日は214mのSPGを御発注を頂いた上北地域県民局へご挨拶と現場へ。土砂と積雪に対応したSPG、綺麗に施工して頂きました。午後は八戸のコンサルさんを回り夕方ホテルに着きました。

みろく横丁が私を誘います!八戸の名物料理は何かしら?


~今月の幸せ一杯~

クックパッドより

八戸でせんべい汁を頂きました。そのまま食べても美味しい大人気の南部せんべいを千切って鍋にいれます。

江戸の天保の飢饉の頃に、ヤマセが吹き稲作が不向きな八戸藩で、御粉を日持ちの良いせんべいにした事から、八戸・南部地区の郷土料理となりました。

おすいとんに似ていますが、鶏がらしょう油味の出汁と沢山の具の旨みを吸った煎餅はモチモチで、パスタのアルデンテの様な食感!この美味さはB-1グランプリの優勝でも実証されていますよ。

簡単に潰されるの意味で、“煎餅に金づち”と言うことわざがありますが、いやいやいや八戸せんべい汁、十分歯ごたえがあり、美味しさの記憶は簡単には潰れませ~ん。 

モグモグモグ・・・・ハァーイ完食!


”津軽は雪ん子舞い飛ぶ頃よ、皆達者か変わりはないか
     ふる里恋しや花いちもんめアアァ~”

P.S. “居酒屋バカボンド”  (By 編集長)

2切れ頂きました

五所川原で吹雪の中を悪戦苦闘、やっと見つけた「釣吉」。こんな天気だし空いてるだろう!と思いきや、空いていたのは一席のみ、カウンターの端に何とか着席。

バカボンドとは“放浪者”の意味!さすがに放浪好きの小生も、また真っ暗な吹雪の中を更なる放浪はご勘弁!と、ささやかな幸せ気分で880円の刺し盛りを注文するが一人では食べきれないと、こちらの500円のお一人様用をお勧められる。これが大盛り、そして、うっ・・旨い!

380円のハタハタの味噌田楽も本場秋田でも頂いた事がない程お上品。これを肴に青森の銘酒「田酒」をあおると冷え切った体にキュウ―。うあぁ~脳裏には外の吹雪の映像に津軽じょんがらの叩き三味線がぁ・・だぁーだれだ~、イッ・・イタコが誰かを呼んでるぅ・・と、酒好きで死んだ親父が現れて、ハタハタを羨ましそうに見てやがるぅ・・あぁあぁあ~あ~ぁ爺様が叩くじょんがら節の泣き三味線がぁ~テケテケ・・

「なまっこ、いっぱたのむじゃ!」の掛け声で気付く。「どじょっこ」や「ふなっこ」の親戚か?と待っていると生ビールが届く。そう!津軽の居酒屋は味も文化も全てが異空間なのだ。とかく居酒屋にはうるさい小生の居酒屋常識を塗り替えた店、五所川原「釣吉」。安い!本当に旨い!ビックリNo.1なのである。


<この街、その時>~津軽のカマリ(香り)を伝えて~高橋竹山

竹山流保存会より

地方芸で有った津軽三味線、津軽のカマリを全国に三味線で伝えた名人がこの街(津軽)にいた“高橋竹山”である。竹山(本名定蔵)は3歳の時、麻疹で視力をほぼ失い、15歳の時、生末を心配した母は、隣村のボサマ(盲目の芸人)に住み込みの弟子として預ける。

北東北の過酷な環境下で彼はただ生きるため三味線を習い、門付(かどづけ、門口に立ち芸で金品を受け取る)で北東北・北海道をさまよう。ひとり船小屋や山小屋で寝泊まりしながら貧しさと戦い生き続ける中、彼の三味線はしだいにきたえられていく。戦後、津軽民謡の神様と呼ばれた成田雲竹の伴奏者となり、竹山の号をもらう。時に竹山41歳であった。以後、津軽のカマリを三味線で伝える竹山の名声は高まり津軽三味線ブームが起っていく。

そしてその時、1980年、年末の紅白歌合戦で北島三郎が竹山の生涯を描いた「風雪ながれ旅」を歌う。その際、北島三郎本人も見えなくなるほどの猛吹雪を思わせる大量の紙吹雪の演出は、以降この曲を歌う際の紅白の定番となり、この曲を収録したシングルレコードなどの累計売上は250万枚に達する。

破れ 単衣に 三味線だけば

よされよされと 雪が降る

泣きの十六 短い指に

息を吹きかけ 超えてきた

アイヤ― アイヤー 津軽 八戸 大湊

(内容には諸説有)


~神楽坂やきとり萬両にて~

G 編集長! イタコて何なの?

B 潮来の伊太郎じゃねぇーの。

G ああぁ~志村けんが歌ってたやつ。

H バカ野郎、潮来傘は橋幸夫のヒット曲だわ!

本当は美しい、心洗われる聖地「恐山」より

S イタコはね、下北半島の“賽の河原の石積み”で有名な日本三大霊山の恐山で、死者の霊を呼ぶ「口寄せ」をする人の事よ。

H 「口寄せ」なら俺にも出来るぜ、ほら!

B 冷酒、”口で呼び込んでる”だけじゃねぇーかよ!

H アレだよ、アレ・・ ビートたけしがネタにしてる、マリリンモンローを呼んだら、「わだす、マリリンだす」て出てきたってやつ。怪しいよ、アレ。

S それは分からないわよ。イタコのかたはもう2~3人しかいなくて、とにかく大人気だから長蛇の列で何時間も待つらしいわ!

G この間、ミッキーの家でも11時間待ちだったらしいから、どっちが人気あるのかね?

S 編集長だって、「お父さんが出てきてハタハタを見てた」って・・・大好きだったんでしょ!

H そっ、そうだった、いつもハタハタ食べると親父に食わせてやりたいて、クックッ・・・・ゥワァ~。

S 気の持ち方ね、信じる事よ!

H 俺も、人を信じてバブルで大損!あんときゃぁー嫁に一週間禁酒させられた・・・禁酒したのはそれとピロリ菌退治の時だけだ!

映画『今宵、ほろ酔い酒場で』公式サイトより

G 編集長も、休肝日を設けた方が良いよ。貴方の尊敬する吉田類さんも、休肝日があるらしいよ。

B 長蛇の列!といえば青森の国道454号のSPGも長蛇の列だよね。200m越えのご紹介は7月の伊豆スカイラインのPLF(実績紹介へ)以来だよね、由美さん!

S そうね、ありがたいわ、関係者の皆様に御礼申し上げます。

この場所は、積雪の影響で斜面がどんどん洗掘してしまうために、SPGで雪の移動を抑え、また、土砂を貯める機能を持たせているのよ。こんな現場こそ、防護柵の部材変形を回転部材で最小限に抑えたBGシステムが機能するのよ。

B 不陸や縦断勾配もあるのに綺麗に施工してもらって感謝感謝。他にPRポイントは 由美さん?

S そうね、あぁ、特に雪国だから地質がかなり悪い上に・・・“擁壁裏だから、さぁ~大変、SPGが出て来て、こんにちわ!”て感じで杭式SPGの長所が発揮された現場ね。(詳しくは第一回ワンポイント構造技術へ)

B 確かに!コンクリート基礎ならどんどん大きくなるし他の工法では無理かも?

G 9月の長野(実績紹介へ)の5mの雪と、400KJの落石。先月の山口(実績紹介へ)の崩壊土砂対応と、全国でSPGは頑張ってますね!

S そうよ、SPGの性能は防護柵でNo.1なのよ!(詳しくは第7回ワンポイント構造技術へ)

B 青森はSPGも居酒屋もNo.1って訳だ!

S ゴホンゴホン・・ごめんなさい大将、居酒屋のNo.1はヤッパリ萬両よね!

T(大将) 気にすんねぇ~、酒場に1も2もねーよ!お客様が、ひと時ホッとして、安くて美味しい料理と酒を楽しんでもらえばそれで良いんだよ。

S ふぅ~ん じゃぁ大将にとって“酒場”てなぁーに?

T う~ん、そうだな~・・・・階段の踊り場かなぁ・・・人生山あり谷あり、登って行く時も、このまま登り続けていいのか、戻った方がいいのか、うんやっぱり登ろうって、降る時だって、もう一度登り返そうかって、足を休めて考える場所が必要なんだよ・・ここがそんな場所であったらってよぉ。

H ほぉー、俺なら・・胃袋の踊り場だなぁ・・て答えちゃうけどな、大将!

お主、もしかしてインテリかぁ、こんにゃろめぇ~

S あ~ぁ、良い話だったのになぁ、今年も暮れるわね!

H バブルで始まった平成も最後の年末かぁ。

 ゴォ~ン

B ん・・ オリンピック(マラソン)に合わせて“ゆく年くる年”も繰り上げか?

G キツネじゃねぇ~

 ゴォ~ン

B ああーテレビだよ! 年末お笑いスペシャルのオチ、

タライが頭に落ちたんだぁ・・

 ゴォ~ン

 H しつこいなぁー、二郎さん復帰か?

昭和ガイド

G もう、ニュースに変わってるよ!

 ゴォ~ン・・・

S あぁぁ~ カルロスね・・


 

 

積雪と土砂堆積、軟弱地盤、擁壁裏の条件を満たすのはSPGしかありませんでした。
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